「サハラ砂漠の風」新婚旅行(2)
モロッコ体験談：2013/10/03～2013/10/10(ハネムーン）
モロッコへ行きたい！という想いは昔からあったけれど、なかなか行く機会がなかったのですが、新婚旅行として行く機会を持てたので早速情報を調べてみました。ツアーで行く旅も良いのだけれど、行きたくもないお土産屋に連れて行かれる時間ももったいないし、行きたいところへ連れて行ってくれる、個人旅行はないものか？と考えて、ネットで調べていたら 《サハラ砂漠の風》を見つけました。
テレビ東京の番組『海外行くならこーでね～と』という番組の現地コーディネーターさんがお薦めする旅情報番組でも、ドライバーさんを雇った方が楽しい旅が味わえる。という事を言っていたのを参考に依頼を決意しました。僕たちの目的は、砂漠の中心で夕日と朝日、そして満点の星を見る事だったので、全てを自分たちで手配する事は難しかったのですが、キョウコさん・ハミドさんにお手伝い頂いてとても満足のいく旅行が出来、とても感謝しています。
カサブランカの空港へ到着した際には、どんなドライバーさんだろう？と心配でしたが、とても良い人で安心しました。ある映画の、「ベルベル人はとても礼儀正しく、誇り高い高潔な人達だ」という台詞を思い出しました。
さて、僕たちを乗せた車はカサブランカからマラケシュへ。ホテルでゆっくり過ごし、体調を整えた翌日、目的地メルズーガまで、3泊4日の旅の始まり。
アトラス山脈を越え世界遺産のアイトベンハドゥへ、ここは中を巡るよりも外から眺めた方がその雄大さを感じました。ワルザザートを通過してダデス渓谷で宿泊。丘の上のホテルで、夕日がとても美しく、ベランダの一方には街の明かりが、もう一方には砂漠が見えて、暮れていく夕日と、砂漠から迫ってくる闇がとても神秘的でした。
翌朝は朝日を見てから砂漠までの旅。ついに今日は砂漠での夕日が見られる！と胸を踊らせながらドライブ。と、その途中でドライバーさんのご自宅で昼食。かわいい娘と彼の姿を見ていると、何処の国も一緒だね。と感じました。途中のお店で水を買い(２人で４リットル。ラクダが運んでくれるので、多めに用意しておいた方がいいです。)車で更に走ると、舗装された道も無くなってきて、ついにタイヤが砂地に突入！男性なら分かるだろうが、パリーダカールラリーのように、何処からともなく4WD車が集まってきます。道無き道を、走る様子はワイルドな砂漠に来た事を強く感ます。（この車達は各地から集まってくる、同じように砂漠へ向かうツアー客の車だった。）砂漠がだんだん近づいてくる。黄色？オレンジ？ 日の角度で違って見える砂丘は、こちらに襲いかかってくるかのように突然現れます。
ここからラクダに乗って砂漠の中心地へ向かいます。ラクダは揺れますが、砂漠を歩くのには最適。2時間程歩いて今日の宿泊地へ向かいます。が、、、残念な事に砂嵐が吹いて来ました。しかも雨が混ざっているではありませんか！キョウコさんに雨が降る可能性も、、、と言われていたけれど本当に雨が降るなんて考えてもいなかったのでびっくりです。という訳で残念ながら夕日は見れませんでした。砂漠の滞在は2日とる事をお薦めします。
夕食をとって各自部屋（テント）へ。砂嵐で星もお預けか。。。せっかく長い旅路を来たのに残念。。。砂漠情報を見ていたら、夜は寒いので防寒を、、、とあったのでユニクロのダウンを持ってきていたのですが、夜になっても気温が下がる気配はなく、暑いまま。涼む為に外に出てみたら、なんと驚く程満点の星空！！噂には聞いていたけど、こんなにたくさんの星が見られるなんて思いもしなかったので感激でした。2時間ほど居る間に10個以上の流れ星。天の川。あっという間に時間は過ぎていったのです。
翌朝は朝日を見に外へ。青っぽい砂漠に日が射して、徐々にオレンジ色に景色が変わっていく様子は、大地の大きさ、勇壮さを感じる経験でした。朝食を摂ってラクダでホテルへ戻り、ここでシャワーを浴びて、車でワルザザード～マラケシュまで。今回は来た道と違うルートで向かいます。その後、ワルザザードで１泊、マラケシュで2泊し、砂漠以外のモロッコも満喫し、旅を終えました。
モロッコは、ヨーロッパからの旅行客が多いので、ホテルやレストランの対応も慣れていて、思ったより旅行中の不便さも無く過ごすことができました。とてもすばらしい旅行の計画を立てて下さりありがとうございました。
最後にモロッコへの旅行を考えている方へ 2014年にハミド氏が来日します。
彼を中心に、旅行者達で会おうと計画しています。良かったらその食事会に参加していただければ、彼らの人柄に触れる事ができますし、モロッコ情報を得る事も出来ますよ。
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