モロッコ伝統服:カフタン・ジュラバ
女性にも男性にも、様々な生地、色、形の服があり、その特徴は地域やにより異なります。
もっとも一般的なのがジェラバ(Djellaba)とガンドゥーラ(Gandora)と呼ばれる服。
カフタン
カフタンは、モロッコでは女性用のロングドレスのことを指します。お祝いや特別なシーンで着用されます。縁にほどこされた金の刺繍や繊細な飾り付けがとても豪華です。カフタンは華やかさとエレガントさを兼ね備え、女性らしさを最高に際立つたせる服です。美しい刺繍がほどこされたベルトで、サイズを調整します。
カフタンはサボテンの繊維から作られる絹で作られます。
ジェラバ
ジェラバは、フードの付いた、幅広の丈の長いローブです。夏用は綿製、冬用はウールでできています。フードは、暑い夏には太陽から、冬には風をよけ寒さをしのぐために、そして砂漠地方では風の強い日に砂が顔にあたるのを防ぐにに使用でき、鞄としても重宝されています。
男性は頭にはターバンを巻き、足元には バブーシュというのが特徴的な姿です。
女性用のジュラバのほうが細身で、装飾がほどこされています。
ガンドゥーラ
ガンドゥーラはジュラバと違い、フードがなく、袖は短めです。首や袖口、ポケット、スリットのところに刺繍がされています。