モロッコ世界遺産|ラバト
ラバト Rabatは大西洋に面する美しく整った都市です。ラバトはモロッコの首都で政治・行政および経済の中心で、大学が多く集まる都市です。カサブランカに次ぎ、ラバトはモロッコで2番目に大きな都市で、150万人を超える人々が暮らしています。
ウダイヤカスバ
カスバの名前は、ムーレイ・イスマイル(1672-1727年)が街を守るために駐留させたウダイヤ部族の名前にちなんでいます。要塞を囲む城壁(City Walles)やウダイヤ門はムワッヒド朝時代(Almohad period、1147-1248年)にヤコブ・マンスールにより建造されました。この地区のメインストリートにあたるJamaa通りを抜けると、大西洋が広がります。
ウダイヤ博物館
ムーレイ・イスマイルの居城が1915年から博物館として公開されています。
カーペット、銅製品、14-17世紀の古代の天文観測儀、陶磁器、楽器などモロッコの伝統的な品々を見ることができます。また、リフ(Rif)やサハラ地区の衣装、インテリアなどの展示、ベルベル人の宝石も展示されています。
アンダルシア庭園
20世紀初めのムーア風の心地よい庭園です。アラブに伝統的な灌漑用水車があります。
カフェが隣接していて、大西洋やレグレグ川(Bou Regreg)、サレのメディナなどが望めます。
ムハンマド5世の霊廟とハッサンの塔
フランスから独立を勝ち取った元国王ムハンマド5世の霊廟。廟内はきらびやか。
スペインのセビリアにあるヒラルダの塔やマラケシュのクトゥビアと並ぶ世界最大級の高さを誇るミナレット
ラバト サレ空港
ラバト・サレ空港はラバト市内より車で20分程度の距離にありますが、ハブ空港であるカサブランカ空港に比べれば発着便も少なく、ターミナルも1つしかない小規模な空港です。空港と市内を結ぶ公共交通機関は乗合自動車であるグラン・タクシー以外にはないので、同空港をご利用の方は車での出迎えを手配される方が良いでしょう。なお、グラン・タクシーを用いた場合、空港からラバト市内まで片道で1台100Dhs(夜間、早朝は150Dhs)が規定料金ですがメーターはないので、乗る前に料金を交渉する必要があります。実際は規定料金より高くなることが多いようです。(JICAホームページより引用)