「サハラ砂漠の風」体験談 12月 no.4
モロッコ旅行期間:2019/12/5~2019/12/14<三度目のモロッコ>
2017年に初めてモロッコを訪問し、 ハミドと出会って丁度2年。世界三大ウザイ国と言われるモロッコは、 癖になる面白さがあります。2019年12月3度目のモロッコの旅となりました。私は仕事を兼ねてモロッコを旅しています。
モロッコは様々な国の中で、雄大な自然が特徴的です。 その一方で交通手段に難があります。
足が無ければ、 その雄大な自然を楽しむことは非常に難しい国です。そこで私は“サハラ砂漠の風”をいつも利用しています。ハミドの安全な運転や、 適度に休憩を取ってくれる移動は快適です。
車載のwifiは旅人にとっては非常に有り難いものです。こういったハイサービスは、モロッコの旅を快適にしてくれます。
そして何より大切な安全を確保しくれています。これがローカルのツアーバスやタクシーだと、 それは過酷な旅になることでしょう。
今回私が訪れたタフラウトは、 エッサウィラから900km程の車移動が必要でした。長い道中にはアトラス越えの楽しみがあります。
冬場には見事な雪景色が広がり、夏場とは違った空気があります。そして、 アトラスを越えると砂漠地帯の雰囲気が一段と増してきます。この景色の変化が、モロッコの大きな魅力です。
ここでは、ハミドが記念撮影をしてくれて、 一生の思い出になる写真が撮れました。この気の付き方は、まるで日本人のようで、 モロッコでは考えられない気配りでした。
そして私達は、砂漠地帯へと入っていきます。同じ景色の一本道を、只々進んで行きます。
こう言えば退屈に聴こえるかと思いますが、 私達にとっては非日常な光景です。この時間が、実は一番大好きな時間でもあります。“ただ先だけを見て、進み続ける。”ベルベルの人々は、常にこの景色を見ながら、 何を考えているのか?など、妄想を掻き立ててくれる時間です。ベルベルの民であるハミドは、そんな心情を大切にしてれます。
私は目的を果たし、日本への帰路につきます。最後は空港までお見送りをしてくれました。挨拶を交わし、また会いましょうと約束し、 彼は心地良い風のように別れていきました。
“サハラ砂漠の風は”安全で快適な旅をアレンジしてくれます。そして、旅人の心を大切にしてくれます。モロッコの旅は上級者や現地人でも、 問題が起こりやすい場所です。こういった国では、プロの腕が必要です。またモロッコが大好きな一人として。是非、 モロッコの良い部分を沢山記憶に残して欲しいと願っています。