モロッコ体験談 春3月no.4|サハラ砂漠の風

「サハラ砂漠の風」体験談 3月 no.4

モロッコ旅行期間:2018/3/10~2018/3/17

3月に友人と2人でチャーターをお願いしてモロッコを周遊しました。

ルートは、カサブランカ空港からメクネス、シャウエン、フェズ、ミデルト、メルズーガ、エル ケラア ムグナ、マラケシュ、最後はマラケシュ空港までです。
各1泊という日程でしたが、とても楽しむことが出来ました。

まずはメールで何度もやり取りをさせていただきながら、少しずつ決めました。途中で周り方を逆にしたり滞在日数を変えたり、いろいろと変更したのですが、全てに応えていただきました。出来上がった希望が全て入ったツアー、いざ出発です。


カサブランカ空港では、ハミドさんとドライバーのウマルさんに迎えていただきました。ハミドさんは日本語がペラペラでした。車はゆったりと広く、WiFiに充電設備まで…。お水のペットボトルに、座布団まで置かれていました。
宿は全てツインで、シャワーも問題なくお湯が出ました。照明が不安定な部屋が一箇所あったくらいで、どこも快適でした。食事も美味しかったです。ただ、量がとても多く、友人とのシェアにしてもらったりしても一度も完食できなかったです。フェズでは中庭の装飾が圧巻でした。砂漠のテントは、テントというより、もはやホテル?と言った方が良いような、大きなベッドふたつに、水洗トイレ、シャワー、洗面台付きのテントでした。
中でも個人的に一番気に入ったのは、バラの街エルケラアムグナのゲストハウスです。

部屋にバルコニーがあり、夜バルコニーに出てみたら空一面の星が凄かったです。砂漠でも星がたくさん見えましたが、より晴れていたのか星の密度が濃いように見えました。また、ゲストハウス内にたくさん植物があるお庭があり、ハンモックが吊るしてあったので少しの間ゆらゆら使わせてもらいました。

観光についてですが、砂漠での滞在の夜、ベルベルの音楽を観賞している時に、同じテントエリアに泊まり合わせた団体の方々が賑やか過ぎて演奏を中断ということがありました。演奏していた方たちが場所を移動して、私たちが宿泊するテントの前で演奏してくれ、その気遣いがとても嬉しかったです。演奏以外にも、テントから真っ暗な砂漠を歩いて一緒に星を見たりと、とても良くしていただきました。

ラクダに乗って移動の時もカメラを渡すとたくさん撮ってもらうことが出来て、ラクダに乗りながら写真を撮るのがなかなか難しかったので有難かったです。
フェズではタウンガイドさんに案内していただきましたが(この方も日本語がペラペラでした)、フェズ以外ではハミドさんに色々と案内していただきました。ヴォルビリス遺跡、アイトベンハット、トドラ渓谷、リッサニのスーク等。車での移動中でも、見晴らしの良い場所で所々止まりながらたくさんの景色を見ることが出来ました。

時期的にオレンジの収穫だったそうで、道でオレンジ販売してるところでオレンジをいただきました。その美味しさには本当に感激でした。モロッコで食べた中で一番美味しかったものは?と聞かれたらオレンジ!と答えても良いくらい、また今まで食べたオレンジの中でも一番美味しいと言えるくらいです。帰ってきてからモロッコ産のオレンジは無いか買い物に行くたびに産地を見るようになったのですが、今の所発見できてません。

シャウエンでは、どこもかしこも青いイメージで行ったため、実際行ってみてそれほど青くは無いかな?という印象を受けてしまいましたが(曇りだったり雨だったりであまり天気が良くなかったからかもしれません)、たまに現れる四方八方真っ青な所に入り込むと水の中にいるような不思議な感覚になりました。日中から夜にかけてと、早朝の両方歩いてみて、早朝は人通りもまばらで雰囲気が全く違いました。

一度、なにが原因かは分からないのですが、具合が悪くなりトイレに籠った朝がありました。炭酸飲料が効くからとハミドさんが差し入れてくださり、とても有難かったです。
また、スーパーに寄りたいか、お手洗いや疲れてないか、スークを見て周る時の注意点、常に気遣っていただきました。
モロッコは、乾燥していて暑いというイメージしかありませんでした。3月という時期は、場所によっては雨が多かったり、青空でカラッとした過ごしやすい気候だったり、アトラスの山越えの時は雪が降っていたりと様々でした。色々な景色や食事、モロッコのいろんな場所を知ることが出来たのも、ハミドさん、ドライバーのウマルさん、キョウコさん、一緒に旅した友人のお陰です。本当に有難うございました!