「サハラ砂漠の風」体験談 3月 no.3
モロッコ体験談:2017/3/13~2017/3/20
『モロッコ サハラ砂漠でラクダに乗る』私のバケットリストの一つが叶いました。娘と2人で旅してきました。
スケジュール
3/13 マラケシュ (ドバイ経由カサブランカ)
3/14 マラケシュ→ダデス
3/15 ダデス→メルズーガ
3/16 メルズーガ
3/17 メルズーガ→フェズ
3/18 フェズ→シャウエン
3/19 シャウエン→メクネス
3/20 メクネス→カサブランカ
3/13(月)
カサブランカに到着!長い長いフライトでした。空港の到着ゲートで待ってもハミドが現れず、どうしよう(^_^;)と思って空港の外を見てみると、大勢の人たちがプラカードを持って立っていました。そこでハミドを発見。ほっとしました。後で京子さんに聞いたら、旅行客以外は空港に入れないとことの事。セキュリティーはしっかりしていました。
偶然にもドライバーもハミド。Doubleハミドにお世話になります。初めてのアフリカ。少し緊張していましたが2人の笑顔を見て安心しました。
リヤドにチェックインして、テラスでミントティーを頂いたあと、タウンガイドのアターマンと合流しました。フナ広場からスークの中を2時間ぐらい案内してもらいました。スークはお店がいっぱいで娘と2人だと100%迷っていました。職人さんが作業している奥の方まで案内してもらい、バブーシュやマルシェバック、陶器などを買いました。特にバブーシュは以前にお土産にもらったものは臭くて家族のブーイングにあったのですが、アターマンが連れて行ってくれたお店の物は臭くなかったです。アターマン曰く、安い物は粗悪品が多く、臭くてすぐにダメになるとか。2度縫いをしていて内側も革の物がいいそうです。あと革は羊が一番だと。
夕日が沈む頃、フナ広場のカフェのテラスから見事なサンセットを楽しむ事が出来ました。
3/14(火)
朝7:00。ホテルの屋上のレストランで朝食。出発時間に合わせて早めに用意してもらいました。クロワッサン、フレッシュオレンジジュース、ヨーグルトムース、フルーツなど ここの朝食が一番GOOD!でした。
今日はアトラス山脈超えです。乗り物酔いの薬も飲んで準備万端です。テェルウェットまでは細いくねくね道を行きます。半分ぐらいは寝ていたので全く酔わなかったです。テェルウェットはモロッコで一番保存状態が良く美しいカスバだそうです。内装はスペインのアルハンブル宮殿のようでした。観光客もほとんどいなくて貸切状態でしたのでゆっくり見学できました。
次にアイトベンハッドに行きました。まずはアフリカンチックレストランでランチ。チキンタジンンとモロッカンサラダ。ピリッとスパイスが効いていてすごく美味しかったです。アイトベンハッドは今でも何人か暮らしていると聞いてびっくりしました。息を切らしながら頂上まで登り、見事な絶景に疲れも吹っ飛びました。
ダデス渓谷の中にあるリヤドに到着。目の前に渓谷が広がりゆっくりできました。
3/15(水)
朝8:00出発。トドラ渓谷に寄り、いよいよサハラ砂漠です。サンセットの時間に合わせて、カフェでミントティーを飲みながら時間調整をして。リュックだけを持っていざ出発です。砂漠の近くにラクダ2頭とベルベル人のお兄さんが待っていてくれて、
そこでベルベル人のジェラバに着替えて、ハミドから頂いたブルーのスカーフを巻いてもらいました。すっかりベルベル人。衣装は翌日まで持っていてもいいよと言ってくれたので、帰りも着させてもらいました。Doubleハミドと別れてらくだ引きのお兄さんと私たち3人でツーリストテントに向かいます。誰もいない静まり返った砂漠で私と娘の声だけが響いていました。砂漠の真ん中でラクダから降り、リュックと靴をラクダに横に置いて、裸足で小高い丘を上りました。最後の3mが難所でズルズルずり落ちて全然前に進めません。体力も尽きて諦めかけた瞬間、らくだ引きのお兄さんが頭に巻いていたターバンを外して投げてくれて、私たちを一人ずつ引き上げてくれました。
サンセットまで3人でただただ砂漠を眺め、静かに時間が経つのを待ちました。本当に贅沢な時間です。言うまでもなくサハラ砂漠のサンセットは今までで一番感動しました。
辺りが薄暗くなり、再びラクダに乗りテントに向かいました。ベルベル人スタッフがお出迎え。ゲストテントは4つだけ。あと食事用の大きなテント。その日のゲストは中国人の女性2人と私たちの4人だけでした。テントは想像していたのとは全然違って、いい意味で大きく期待を裏切ってくれました。
まずはここのしきたり?ミントティーと美味しいスイーツでもてなしてもらいました。
夕食は大きなテントで豪華なディナーを頂きました。4人でテンションマックスです。まるでセレブリティーみたい~とお姫様気分を満悦しました。夕食後はbonefireを囲んでベルベル人の演奏を聞きました。ベルベル人にドラムの叩き方を教えてもらってセッションしたり、歌ったり踊ったり、そして長い時間、楽しくおしゃべりを楽しみました。
もちろん流れ星も見ました。non-nativeの6人が英語で話が盛り上がり、色んな人種が混じり合って一つになる まるでモロッカンサラダみたいだねって。ベルベル人が何度も言っていた”Don’t be shy”が印象的でした。何でもチャレンジですね。
次の日は朝6時起床 6:15~6:20にテントから出て、丘の上からサンライズの予定でしたが、あいにく曇りで風も強くうっすらと太陽が見えたぐらいでした。
3/16(木)
朝食後、ベルベル人スタッフが風が強いからとスカーフをしっかり巻いてくれ、再びラクダでハミドの元へ。昨日とは打って変わっての悪天候。サングラスをしていても目が開けられないぐらいの砂嵐。耳、目、鼻すべて砂だらけになりました。
無事、Doubleハミドと合流し、化石拾いに行きました。砂嵐、慣れてないので立っていられない。Doubleハミドが一生懸命化石を探してくれてプレゼントしてくれました。化石 本当に落ちているんだ~と感動しました。その後はノマドのテントにおじゃましました。リアル過ぎて・・・貴重な体験でした。
ランチはピザ(特大のミートパイみたい)これが本当に美味しかったです。4人でシェアしたけど食べきれなかったです。砂漠のコンサートホールみたいなところで聞いたグナワの演奏も新鮮でした。
今日は早めにaubergedusudに行き、ゆっくりしました。このホテルは日本の旅行社もよく使うみたいで、友人も以前泊まってすごく良かったと言っていました。ただ、正直、砂漠のテントがあまりにも印象的でここのホテルは可もなく不可もなく・・・と感じてしまいました。日本人も何人か見かけました。
3/17(金)
今日はフェズまでのロングドライブです。途中あちこち停まって写真を取ったり休憩したりしながら、さるの住むアズルーの森に行きました。ハミドがピーナッツを買ってくれて、さるにあげました。もっと頂戴ってスカートの裾を引っ張るおさるさん。とてもcuteでした。ヨーロッパの雰囲気のイフランも素敵でした。
ランチは店先に羊がぶら下がっててかなりグロテスクなお店でしたが、味はGOOD! 臭みもなく美味しかったです。
この頃 少し関節が痛くてお腹の調子もあまり良くなかったのですが あまり気にしませんでした。リヤドにチェックインしてから娘と2人でブージュルード門に行きました。途中で警察官に道を聞いたらフランス語でした。予定ではこのリヤドでハマムを体験するはずだったのですが、娘の右目が腫れていてばい菌が入ったら困るので断念しました。ハミドは「虫ではないと思うよ。たぶん砂嵐の時に砂が入ったのかも」って。2~3日で目の腫れも治まってサングラスは必要なくなりました。ところが 今度は私がダウンです。リヤドに着く頃には高熱と下痢でフラフラでした。娘にどん兵衛を作ってもらい、ポカリを飲んで、バファリン飲んで、冷えピタ貼って夜7時に寝ました。
娘は1人でレストランへ行き、スタッフやシェフと楽しく会話しながら食事を楽しんだそうです。
3/18(金)
元気になりました。シャウエンまでには回復しなきゃと根性で治しました。ハミドには心配かけました。
青い街・シャウエンには昼ごろ到着しました。RiadDarechaouenは本当に可愛らしいリヤドで、カメラスポットがたくさんありました。スタッフも英語OKでした。ミントティーで一息ついたら ハミドに地図をもらい、とりあえず広場まで行くことにしました。
細い路地の両側にお店がいっぱいで、つい見てしまってなかなか目的地に到着しませんでした。広場にあるオープンカフェでランチです。ピザとオムレツをオーダーしましたが、たぶん冷凍ピザかな。でも、雰囲気は良くて行き交う人々を見ながらゆっくり出来ました。
さあ ショッピングです。マラケシュよりはのんびりしていて買い物もしやすかったです。途中でベルベル人の衣装を着せてもらって記念撮影。カラフルで可愛らしかったです。10dhでした。
ハミドが勧めてくれた丘の上の白いモスクまで行きました。シャウエンの街を見渡せて、絶景でした。
リヤドのディナーはいい雰囲気のレストランでスタッフと会話を楽しみながら頂きました。私はお腹の事を考えて、野菜タジンをオーダーしましたがこれが今までで一番美味しいタジンでした。デザートのヤギのミルクのヨーグルトもとても気に入りました。
3/19(土)
朝早く散歩に行きました。昼間とは全然雰囲気が違ってびっくりしました。家のブルーのドアが閉まっていて 行き交う人も少なかったので素敵な写真がたくさん撮れました。9:30 メクネスに向けて出発です。途中、ヴォルビリス遺跡に寄り、1時間ぐらい散策しました。ローマ時代の遺跡がこんなにもいい状態で残っているなんて。
メクネスではマルジャンというスーパーに寄ってもらいました。アラビア語の新聞を買いたかったのと、お菓子など。ハミドに見つけてもらったモロッコのオレンジのクッキーはとても美味しかったです。カサブランカ空港の免税店で倍の値段で売っていました。
メクネスのリヤドは広場から近くてとても便利が良かったです。部屋も広くて、ダブルベットを2台置いても、まだ十分なスペースがありました。
チェックインの後、広場に行ったのですが 突然の土砂降り。靴もスカートも泥がはねてぐっしょり濡れてしまい、おまけになんだか臭い。すぐに雨が止んだので気を取り直してスークに行ったら すごい人。現地の人が日用品などと買っていました。メクネスは私には合わなかったかも。たぶん雨のせいかな。
夕食はおしゃれなレストランで頂きました。初めてミートボールのタジンを食べました。ソースは美味しかったのですが、ミートボールの上にパクチがどっさり。パクチ・・・ちょっと苦手です。
部屋で娘と楽しかった旅の余韻に浸りながら パッキングをしました。
3/20(日)
ハミドにお願いして早めに空港に到着してもらう事にしました。朝食を6:30にお願いしておいたのですが6:30にロビーに行くと電気が消えていて朝食はまだだって感じの事をフランス語で言うので、ジェスチャーで今、食べたいってお願いしたら、簡単な朝食を用意してくれました。メクネスは英語なかなか通じなかったですね。空港では ゆっくりランチして最後の買い物を楽しみました。
最後に。。。
8日間 ハミド ドライバーハミドには大変お世話になりました。2人の素晴しいホスピタリティーにすっかり甘えてしましました。朝、いつもビックスマイルで迎えてくれて、いつも車のドアを開けてくれて、いつも目が覚めたら(おはよう)と声を掛けてくれました。初めてのアフリカ。行く前は色々心配していましたが 今ではすっかりモロッコが好きになりました。ありがとうございました。
京子さん。素晴らしいスケジュールを立てていただいてありがとうございました。リヤド どれもgoodチョイスでした。中でも京子さんが勧めて下さった砂漠のテントは一生の思い出になりました。お世話になりました。