モロッコ体験談 秋10月no.2|サハラ砂漠の風

「サハラ砂漠の風」体験談 10月 no.2

モロッコ旅行期間:2012/10/09~2012/10/19 夫婦旅
今回10泊11日のモロッコ旅行をお願いしました。たまたま主人とスペインとポルトガルへ行く事になり、目と鼻の先のモロッコ、そして始めての“アフリカ”へどうしても行きたくなり、このチャンスを逃したら行く機会が今後無いのではと。。。
皆さんが、書かれている事ですが、大きな旅行会社は値段が高い割りに、カスタマーサービスがあまり良いとは言えません。見積りを頂くのにも、返事がなかったり。
その点、キョウコさんの素早いメールのやり取り、そしてやはり見知らぬ国に行く心配があるなか、細かいインフォメーション等、旅程を組む中でとてもありがたく大事だと思います。
最初は自分の行きたい所、そしてモロッコに滞在できる期間をメールしました。キョウコさん、そしてハミドさんのサジェスチョンを交えて、旅程を作って頂きました。
私はアメリカ在住なのでまずスペインに飛び、スペインからカサブランカに夜到着するプランでした。
アメリカ国内そしてヨーロッパ旅行の数が多いので、“海外旅行”は慣れているのですが、主人も私もアラビア語もフランス語も話せません。
ハミドさんには先客が居られたので、最初の数日は英語の話せる方を付けますと連絡を受けました。内心主人も私も、少し不安でした。名前も顔もわからない人が迎えにちゃんと来て待っていてくれるのかどうか。。。もし合う事ができなかったらどうしたらいいのか。。。
カサブランカに予定どうり到着したのですが、入国審査の窓口が大変な込み合いで、長い行列。。。さらに日本のガイドブックには入国カードが機内で配られると書いてあったのですが配られず、行列に並ぼうと列に近ずくと、かなりの人数が列を離れて後ろの方に走っていきます。これは列に並んだものの、入国カードが置かれているブースが、入国審査入り口付近にある為でした。私達も早速戻ってカードを入手し記入して列に戻りましたが、なかなか前に進みません。かなりの人数が別室に連れて行かれるのを見たので、更に主人と心配になりましたが、やっと私達の順番になると、サラッと入国審査が終わり、バゲージクレームに行くと、私達のスーツケースはすでにターンテーブルから下ろされていました。空港到着してもう2時間半以上経っているので、迎えの方がまだ待っていてくれるのか、心配しながら出口に行くと、私達の名前を書いた方が汗かいて待っていてくれました!
待っていてくれた方の名前は、ハッサンさんです。空港を出発し車でマラケッシュへ。途中何回も警察官による検問所に止まりながらマラケシュに着いたのはもう夜中の12時過ぎでした。Riad Maranaで1泊目です。ここの朝食が1番美味しかったかな~
朝食の後ハッサンさんが迎えに来てくれて、エッサウィラへ向かいました。途中アルガンオイル工房に寄ってもらい、Maison du Sudで2泊目です。朝食の後にマラケシュに戻り、3泊目と4泊目はRiad Mirageに泊まりました。さすがオーナーの奥さんがフランス人だけあって、清潔感と品のあるRiadで、更にとっても親切でした。ただ彼女は英語が話せないので、会話はかなり難しいですが。。。夜勤の従業員のアジズは英語が話せて、もの凄く頼りになります。ファンタジアのショー&ディナーにも行きました。ショー自体はそこまでインプレッシブではないのですが、建物、従業員の衣装そして出てきた食事美味しかったです。今回の旅で一番美味しいクスクスでした。この日の夜がハッサンさんと最後の日になったのですが、彼とってもお勧めです。運転も上手で(周りのモロッコ人のような荒い運転ではないです)英語も上手、物知りですし、更にお料理もするそうで、色々とモロッコ料理の作り方のコツとかも教えてくれました。

2日目はマラケシュ公認ガイドを半日付けて頂いたのですが、良かったですよ。英語がとても上手でしたし、歴史にも詳しく生活観の違いなど色々な話を3人でしながら、観光名所を巡ってくれました。残念な事に、彼の名前を覚えきれなかったのですが。。。
ウォーキングツアーの後はRiadでハマム&マッサージ体験をしました。主人と二人でとてもリラックスしましたが、垢すりをしてもらった時に出てくる垢の量。。。OMG!!! この日の夜はRiad で夕飯をお願いしました。ハマムした後に外出せず、“湯上りの夕飯”をアジズがセットアップしてくれてとってもロマンチックでしたよ!

5日目はダデスに向かいました。途中カスバ、そしてアイトベンハッドゥに寄り、Xaluca Dadesで5泊目です。
6日目はトドラ渓谷に寄り、とうとうサハラ砂漠が見えてきました。ラクダに乗り途中サンセットを見てテントに到着。ここでもまた日本のガイドブックに書かれているように、色々な“必需品”を持参しましたが、ほとんど必要なかったです。ちゃんとしたベッドそして毛布があり、絨毯で覆われたテント内は風も多少の雨も全然入ってきません。水は流れませんが、“トイレ”がドア付きであります。なので重宝したのは大きいボトルのお水(飲料用、歯磨き用)、ヘッドランプ(ソーラーパワーの電気が所何処にあったり、ロウソクがありますが。。)そしてトイレットペーパーでした。*モロッコのRiadそしてホテル等ティッシュペーパーほぼ置いてません。なのでトイレットペーパーを良く使う事になります。言えば出してくれたのかもしれませんが、砂漠のトイレには少しのトイレットペーパーしかなく、トイレットペーパー持参(Riadから1つ拝借)してきて良かったです。
7日目は早朝サンライズを見て、朝食の後ラクダでホテル(前日ここにスーツケース等必要の無いものを置いていきました)に戻り、グナワ音楽を聴きに行ったり、ノマドのお家にお邪魔したりしました。この日はKsar Merzougaに宿泊しました。

8日目はミデルトを通りメクネスへ。途中犬好きの私は大変な思いをしました。モロッコの方達は猫好きで犬嫌いとは聞いていたのですが、まさか山道の両側に10メートルおきぐらいにやせ細って泥だらけの犬が50匹以上通過する車に物乞いをしていました。切羽詰った何匹の犬は道路に出て来て強引に車を止めようと。。。悲しかったです。この日の夜はRiad Atikaに宿泊。
9日目はさらっとメクネス観光をした後に、ヴォルビリス遺跡へ行きました。シャウエンに着き夕食にCasa Hassanに行きましたが、何を食べても美味しかったです。絶対にお勧めのレストランです!この日はDar Mezianaに宿泊。
10日目はラバトへ向かい、ちょこっと観光をして、この日の宿泊先はRiad Marhaba. このRiadが一番豪華でした。
11日目カサブランカをサラッと観光し、空港に到着。こんな感じで長かったようで短いようなモロッコ旅行が終わってしまいました。

今回行きたい所を全て巡る事ができませんでしたが、素直にキョウコさんとハミドさんのサジェスチョンを聞き入れて良かったです。無理に行く所を増やすより、多少はリラックスできる時間を考慮して頂いた旅程のお陰で充実した旅になりました。今後機会があればまたモロッコに行き、今回行かれなかった所に連れて行ってもらいたいです。今後モロッコ旅行を考えている方、キョウコさんとハミドさんにまず相談する事をお勧めします。絶対に希望に添える旅程を組んでもらえますよ。

**余談になりますが、虫が大嫌いな私は幾つかのホテルへのコメントで虫の話が載っていたもので、旅程を相談している段階でキョウコさんに“虫”の質問をしました。彼女の言うとおり虫はほとんど見ませんでした。フンコロガシを1回砂漠で見ましたが。。。ただビックリしたのと、どうしても慣れる事が出来なかったのはハエです。何処に行っても朝から晩まで数十匹のハエがずーっとくっついてきます(車の中まで)。出てきた食事や飲み物にまでハエが沢山集って、ハエを見ない時はなかったです。