「サハラ砂漠の風」体験談 2月 no.5
モロッコ旅行期間:2024/2/19~2024/2/28
砂漠に沈む夕陽を見たい。そんな夢を叶えようと現地ツアーを探して「サハラ砂漠の風」さんに出会いました。私が72歳、夫75歳のときです。一日の移動時間を短くするため、9泊10日のゆとりある日程でお願いしました。
ドーハ経由でカサブランカ空港に着き、ハミドさんと合流。日本語で話ができ、どれだけ疲れが飛んだことでしょう。10日間、気ままに旅をしている気分になれました。ビューポイントとかに立ち寄ったとき、出発時刻は言われませんでした。それが心地良かったです。現地の人に会い、聞きたいことがあるとハミドさんに通訳をしてもらって彼らの暮らしぶりを伺えました。
旅の5日目、メルズーガからラクダに揺られてゆきました。
夕陽が沈むのを待ちながら、砂漠の砂をすくい上げると指の間から風に吹かれて落ちてゆきます。そのサラサラ感に感動しました。
西の空には月が昇ってきました。360度どこを見ても砂漠の世界で、太陽と月を見られる僅かな時間を楽しみました。
翌日は四駆に乗って化石探し。やっと自分で探したアンモナイトです。
砂漠近くのハムリア村でホームステイ。白いターバンを巻いているのは夫です。三人の子供たちと近所の青年とで記念写真。音楽のことを話題にすると、小学生の女の子はリズミカルにテーブルを叩きだしました。彼女から日本語を教えて欲しいと言われたのが嬉しかったです。
砂漠で2泊したあと、メルズーガからエルフォードに向かっているときです。夫が砂漠の砂を取ってくるのを忘れたと残念がりました。するとハミドさんは予定にない場所へ連れていってくれたのです。
モロッコの魅力は砂漠だけではありませんでした。
ミントティ
リアドでのウェルカムドリンク。高い所から注げば注ぐほど泡が立っておいしくなるそうです。ほとんどのリアドでミントティの歓迎を受けました。
トイレ休憩で寄ったカフェでもミントティーを注文
アッザン
初めての朝を迎えたマラケシュで、スピーカーに乗って異国の言葉が聞こえてきました。ハミドさんに聞くとモスクから流れているそうです。毎日聞こえてきました。ある町のカフェでお昼を食べていると、その声を合図に店員さんが床にひざまずきお祈りを始めました。その声は「アッザン」と言い、礼拝を呼びかけているのだとか。抑揚をつけた声はまるで歌っているようで、今でも耳に残っています。
モロッコ国内でドライブ中の風景
マラケシュからアイドベンハッドに向かうドライブは、ワクワクがいっぱいでした。岩肌の色や模様にくぎ付けになったのです。思わずハミドさんに「車を止められますか」とお願いしました。
ムーレイイドリス廟
ムーレイイドリス廟を見るポイントに向かうと、ガイドさんらしい人が現れました。自力で行けると思ったのに、迷路のような細い道をどう行けばよいか分かりません。結局、彼の後をついてゆきました。もちろんガイド料を払いましたが、それだけ価値のある景色を見られました。
メクネスの旧市街地
最後の日はメクネスの旧市街地にあるリアドに泊まり、ゆっくりカフェで過ごしたり買い物をしたりして過ごせました。
まだまだ思い出はたくさんあります。異文化に触れられた旅は、感動がいっぱいでした。サッハ!(ありがとう!)