2022年の厳しい夏
ポストコロナのモロッコの景気
モロッコに米国などからは旅行者が徐々に増え始めていますが、まだ、日本からの旅行者はほとんど見かけることがありません。それにしても、今年の夏は暑く、砂漠、マラケシュ、フェズ、どこの観光地においても連日40℃を超える暑さです。砂漠も43~45℃どなり、iPhoneのバッテリーがヒートアップして故障する始末です。
2022年のモロッコの景気の状況について少し調べてみましたので、ご紹介したいと思います。
モロッコのGDP
2022年のモロッコのGDP成長率は1.1%にとどまっています。もともと、2021年は7.4%と世界のGDP成長率の平均(6.0%)を超えていたのですが、コロナの影響は大きいようです。
現在モロッコのGDPは世界で58位で、アフリカ内ではナイジェリア31位、エジプト35位、南アフリカ36位、アルジェリア56位を追う形です。
モロッコのインフレ率アップ!!
モロッコに住んでいると、それなりに年々物価が上がっていると感じてはいますが、それは平均1.4%程度。しかし、ウクライナの戦争の影響か、2022年の物価上昇率は3.6%。日本のバブル時代の1991年が3.06%なので、コロナや干ばつで収入が減っているモロッコ人にとっては厳しい状況です。
失業率
現在の失業率は12.1%と発表されていますが、特に若年層の失業率が、なんと22.3%と高いことが本当に問題です。
早く、もとのように多くの観光の皆様がモロッコを訪れていただけるのをお待ちしています。