家族で旅したモロッコの時間
モロッコを旅するお子様連れご家族が出会う印象深いこと、場面などを観察のメモという形で描いてみました。砂漠での出来事や移動の途中で見る小さな魅力を集めました。
人と時間の距離
モロッコでの人との関係性は、子どもにも日本とは少し違って見えるはず。そんな場面を集めました。
知らない者同士の距離
誰が知り合いで、誰が初対面なのか、
外からはわからなかった。
知らない人同士が、挨拶して、
仲良さそうに話している。

モロッコの時間の流れ
長い挨拶のあと、会話は続いていた。
何かを決めているようには、見えない。
それでも、話は終わらない。

砂漠までの思いがけない場面
子どもと一緒にモロッコを旅していて、移動や滞在の途中で、ふと目に入ってくる場面を集めました。
化石のある風景
砂漠のリヤドの洗面台に、
さっき博物館で見てきたのと同じ、
貝や化石が残った石が使われていた。
展示ではなく、大自然のロマンが、
そのままあった。
砂漠のひとたち
らくだと砂丘のむこうに、
ベルベル人の女性たちが家の前で
日向ぼっこをしていた。
時間を気にする様子もなく、
少し高めの声で、話が続いていた。

スークの中の時間
肉、魚、野菜、スパイス、デーツ、
日用品や服まで、全部がスークにあった。
会話を挟みながら、用事が進んでいく。
色彩、音、匂いさえ全てが新鮮だ。

砂漠という場所で起きること
砂漠ではみんな子どもに
砂の上で裸足になると、
大人も子どもも砂の上で転がって、
お尻で滑って、
ワイワイ、キャーキャー。
誰にも叱られない。
と、砂の中から、
見たことのないものを
つかみ上げていた。

昔は海だった場所に立っている
「え、ここ海だったの?」
化石を拾いながら、子どもが聞く。
砂漠なのに、ここだけ木が生えている理由を、
また聞かれる。
気づくと、質問が止まらなくなっていた。

夜になると、世界が静かになる
星が多すぎて、
どれを見ていいのかわからない。
遠くで、
ヴゥル~という鳴き声が、
たまに聞こえてくる。
しばらく静かに、
砂の上で大の字になっていた
娘と息子が、
同時に「あっ」と言って、
指をさした。

境界のない風景
車移動の途中、
広い荒野の中に、無数の羊やヤギがいて、
かたわらにはポツリとひとり人。
今日はどこまで行くんだろう。
