モロッコ旅行のベストシーズン:季節で変わるモロッコ旅の1日

季節で変わるモロッコ旅の1日

モロッコの旅は、同じ行程でも、季節によって体感が大きく変わります。暑さや寒さだけでなく、昼間の長さも変わり、移動の負担、休める時間、夜の過ごしやすさまで違ってきます。ここでは、モロッコを旅する「1日の流れ」を、季節ごとの体感ベースでご紹介します。

春(2月下旬〜5月初旬)|動きやすく、余白を楽しめる季節

・空気はややひんやり、聞こえてくる鳥の声も心地よく、よい目覚め。
・日差しはやわらかく、景色の色が明るく感じられる。
・屋上や中庭で食べる朝食は、一日の始まりをワクワクさせる。
・ただ、初春、砂漠での早朝(日の出)はなかなかの寒さ。

・日中は過ごしやすく、移動中も体力が削られにくい。
・2月下旬頃から、小さくて可憐な花が道端で目に留まる。普段見たことのない花や草を写真に撮り、自分図鑑が完成する。
・専用車の旅では、予定に追われず、時々車を降りて写真を撮る余裕が生まれる。

・夜は冷えすぎず、暑すぎず、過ごしやすい。
・宿や砂漠で、夜空をいつまでも見ていたくなる。

まとめ

春のモロッコ旅は、移動・休憩・滞在のバランスが取りやすく、旅の余白をフルに楽しめる季節です。

夏(7月〜9月上旬)|暑さと休み方で体感が決まる季節

・朝の空気はまだ涼しさが残っている。
・外に出ると、砂や大地はすでに熱を帯び始めていて、 「今日は暑くなるな」と体が先に感じる。

・日差しが強く、日中に長く外で過ごすと体力が一気に削られる。
・移動の時間帯や、どこで休むかによって、 「思ったより楽だった」か「正直つらかった」かがはっきり分かれる。
・日陰は気温のわりに過ごしやすく、ミントティーやフレッシュジュースでの休憩は、ほっとするひと時。

・日本人にとっては、想像以上に日が長い。日中の暑さが和らぎ、外に出て動ける時間が戻ってくる。
・一方で、室内では寝苦しく感じることもある。
・昼間の強い太陽は思いのほか体力を消費し、 長すぎるドライブで頭が痛くなることもある。

まとめ

1日の流れの組み方と、休み方によって、体感が大きく変わる季節です。

秋(9月下旬〜11月)|砂漠らしさが深まり、余韻が残る季節

・朝の空気は透き通って気持ちよく、光のコントラストも美しい。
・静かな朝の時間と、屋上や中庭での朝食が、その日の始まりを心地よくしてくれる。
・砂丘は、朝食後しばらくすると、凹凸が浮かび上がり、オレンジ色に輝く。

・日中の気温は高いが、夏に比べるとぐっと過ごしやすい。
・移動中は、太陽に照らされたオアシスの木々や、道端に並ぶフルーツが目に入り、車中のおやつに買いたくなることも多い。

夕方

・太陽が傾くにつれて風が落ち着き、外で過ごす時間が心地よくなる。
・「砂漠に来た」という実感が、いちばん強く残る時間帯。
・11月になると日の暮れが早くなり、日中から夕方へ移り変わる光の変化が印象に残る。

・空気が澄み、星の数と濃さに驚く。
・砂漠はいつにも増して、深い静けさを感じる。

まとめ

秋のモロッコ旅は、砂漠の光・静けさ・星空を、体力的にも気持ちの面でも、いちばん素直に味わえる季節です。

冬(12月〜1月)|静けさと冷え込みが際立つ季節

・きりっと冷え込み、冷たい朝。
・ベッドから出るのに少し勇気がいるが、外に出ると気持ちが引き締まる

・日中は日差しがあり、思っていたより穏やかに感じる。
・車中は温かく、心地よい日差しが眠りを誘う。
・外を歩くと顔に当たる風は真冬そのもの。できる限り防寒してきてよかったと感じる。

・日が落ちるのが早く、気温も一気に下がり始める。夜はしっかり冷える。
・星と静けさが深く心に残る夜になる。
・あちこちで目にするランプの光が、静けさの中で輝く。
・夜遅くにシャワーを浴びると、寒さを強く感じることがある。
できれば余裕を持って宿に到着し、日が落ちる前にシャワーを済ませておくと、夜を快適に過ごせる。

補足

・年によっては、11月頃からアトラス山脈に雪が多く降り、山越えの移動では、冬が早く訪れることもある。
・冬の時期は、雪で予定どおりに行かないこともあるため、余裕を見て旅を組み立てることが大切になる。

まとめ

冬のモロッコ旅は、静けさと星空の印象が強く残る一方で、夜の迎え方ひとつで体感が大きく変わる季節です。

同じ場所、同じ日数でも、季節によって感じ方は大きく変わります。モロッコの旅は、いつ・どんな流れで過ごすかまで含めて考えることで、体験の深さがまったく違ってきます。