「サハラ砂漠の風」体験談 10月 no.5
モロッコ旅行期間:2017/10/07~2017/10/13
最初はネットでこういう旅のやり取りをするのは大変不安で、心配でした。ネットでの体験談も、良いことしか取り上げていないのでは?と少し疑っていました(ごめんなさい!)。だからこそ、疑い深いようで大変申し訳なかったのですが、どのような会社なのか、日本での顧客担当であるキョウコさんと現地ガイドのハミドさんの連携の度合いや信頼性を見極めるために、最初に直接お会いしてお話する機会を設けて頂きました。
私自身が日本でキョウコさんにお会いし、ハミドさんやドライバーさんと数日間モロッコでご一緒させて頂いた経験から申し上げたいのは、今後サハラ砂漠の風さんでのツアーを検討、他社との比較または迷っていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、安心してお任せできる会社ですということです。
他の方々から寄せられている経験談は、決して誇張ではなく、恐らく心からの感想の気持ちを表していらっしゃるのだと思います。
モロッコを十分に満喫したいのであれば、
・事前に十分に情報収集をする
・自分のやりたいことを明確化しておく(食べたい物、行きたい場所、やりたいこと、ホテルのレベルなど)
・日本にいる間にキョウコさんと十分にやり取りをして、旅の計画をしっかり作っておく(やりたいことが変わったりしたら、遠慮なく相談しておく)
・現地ではハミドさんと十分に話し合いをして、日本での希望と行き違いがないか確認する
・場合によっては、かなりのロングドライブ&ハードスケジュールとなり、地域によって気候も変わる事、飲食物への注意等、体調管理をしっかりする(私自身は疲れなどで食事があまり取れず、その上、食あたりと思われる下痢にみまわれてしまいましたので・・)
・現地シティーガイドを申し込むと、歴史・文化的背景などもよくわかり、客引きなどのトラブル回避に役立てられるのでお勧めですが、必ず何カ所かお土産店に連れて行かれるので、必要なければきちんと断るor値切り交渉をする強いメンタルをしっかり持つ(お店の人は英語のマシンガントークでかなりグイグイしつこく食い下がってきましたので)
・食事の量が多いのと、同じような食事が続くと辛くなるので、内容は事前に良く相談しておくと良いと思います
モロッコには世界遺産等の見所が沢山ありますし、人それぞれ期待を寄せる場所は違うと思います。
私自身は、決してTVやガイドブックでは取り上げられないけれど、どこも映画のロケ地になりそうな壮大な絶景の連続に圧倒されましたし、意外にも、何気ない村の人々の暮らしの様子に心を動かされた事に大変驚き、感動しました。
また、日本のマスコミの偏った報道により誤解されがちなイスラム教についても、実際にモスクに礼拝する敬虔なモロッコ人信者の方々を目の当たりにし、現地ガイドの話を聞くことによりイメージがガラリと変わったりしました。
国のあちこちに見所があり、地域によって雰囲気や文化も少しずつ変わるモロッコは、観光国としてのポテンシャルが非常に高い国だと感じました。
モロッコを旅してみると、キョウコさんの仰っていた、「北部と南部のモロッコ人では気質が違う(南部の人々は優しい)」という言葉の意味が何となく分かります。是非、ハミドさんを通じて現地の方々とも交流してみて下さい。(これもこのツアーの醍醐味です)
田舎町と都市では、人々の気質や場の雰囲気(オーラ)も驚くほど豹変します。フェズの「ガイドなしでは絶対に足を踏み入れる事を躊躇われるような混沌とした怪しい街並み」も楽しいですが、田舎町の素朴な人々の暮らしを観察するのも面白いですよ。
また、住宅街の中にあるリアドに宿泊すると、子度たちが遅くまでサッカーをしていてお母さんに怒られている様子が聞こえたり(どこか昭和の風景チック)、朝5:30位から街中のモスクから流れてくる大音量のアザーンで叩き起こされたりします。(オジサンのカラオケ大合唱のように聞こえ、最初は煩く感じても、帰国する頃には寂しく感じます。)また、学校が休みだと、子どもたちが小遣い稼ぎのために売り子をしていたりします。(これも日本では絶滅した風景でしょうか)観光地と地元民の居住地が同居している国ならではの光景で、とても趣深いです。
今回の日程では時間的余裕がなかったのと、それぞれの街を体験する時間を取るために、カサブランカ、シャウエンを外し、フェズ、マラケシュ、砂漠での滞在時間を多めにしました。
砂漠ではラクダに乗って移動し、遊牧民タイプのテントに宿泊しましたが、その日は偶然にも他の参加者の誕生日で、なんとホテルのスタッフからサプライズのバースデーケーキが用意されていました!
グワナ音楽の演奏でお祝いをし、バースデーソングを歌い、多国籍(日本人は自分のみ)の参加者でダンスを踊りました。心からお祝いをして幸せを分かち合えた気持ちになり、とても良い思い出になりました。
砂漠テントに宿泊される方は、少しでも良いので他国の方とも交流してみて下さい。きっと良い経験になりますよ。
砂漠ではクワッドの国際レースが開催中でしたが、コースに迷った選手から道を尋ねられたりしました(GPSがあっても迷うとは、サハラ砂漠ならではですね)
ハミドさんとバギーでボードを牽引しながら遊んでいるときに、スーパーマリオに激似のとても優しいラクダ使いのおじさんがボードを引いてくれて、砂の斜面を滑ったり、ジョークを言いながら一緒に大笑いしたのも良い思い出です(自分のお客さんをしばらく放置してましたけど・・)もしまた砂漠に行けるなら、あのマリオおじさんを指名したいくらいです。砂漠を楽しむなら、バギーも是非体験して下さい。ラクダとはまた違う、爽快感が味わえます!
このツアーの最大のアピールポイントは、ガイドがモロッコ人なのに日本人のよき理解者である事です。
ネットで旅をお願いする際の最大の障害となる点でもある「ガイドがどんな人かわからないので不安」という点については、心配無用です。(日本語での意思疎通については殆ど問題がありません)
今回のツアーでトラブルらしいトラブルが起きなかったのも、トラブル回避の為にキョウコさんやハミドさん、ドライバーさんが十分ツアー内容を吟味し、検証していらっしゃるからだと思いますし、何よりハミドさんの日本人の文化や気質、思考についての理解が非常に深く、責任感が強く真面目な人柄が、ツアーを無事遂行させる大きな要因になっているのだと思います。
日本人的なおもてなしや思い遣り、気遣いなども本当に細かく、逆に今同じことを日本人は出来るだろうか?と感心するレベルの事もありました。
ツアー中に知り合った別のツアーの日本人女性は、かなりのトラブルに巻き込まれておりましたので、そうした事例を聞き、今回自分はサハラ砂漠の風さんを選んで本当に良かったと痛感しました。この件についてハミドさんは「モロッコ人ドライバーがガイドをすると、こういうトラブルはとても多い」と指摘していました。おそらく「→自分はそうじゃないけどね!」という意味合いも含まれていると感じましたが、それは決して間違ってはおらず、「日本語が出来るだけのガイドでは、本当に日本人をガイドできない」という発言に見合う強いプライドが、ガイド中の行動に表れていましたし、それを強く感じました。それが結果的にハミドさんへの信頼にもつながりました。
ガイド+ドライバーのスタイルは安全性の向上にもつながりますし、ガイド業務へ専念する事でツアー品質の向上も期待できます。このことは顧客の満足度にもきちんと繋がっていると思います。(ガイド兼ドライバーでは、場合によってはトラブルが起こりやすいのかもしれません)
大人数のツアーですと、スタンプラリーのように忙しく味気ない内容になりがちですが、こういった小回りの効くプライベートツアーですと、ローカルなお店や大型バスでは入れないような隠れた絶景写真スポットにも立ち寄れますし、旅を自由にカスタマイズして自分好みのツアーを作ることが可能です。
また、ガイドとのコミュニケーションが充分取れることで、モロッコの人々の考え方、生活や宗教、国の事情など、本当の姿をより深く知ることが出来ますし、ただ観光地を巡るだけではない、より深い味わいの旅にする事ができます。
他には、ハミドさんのガイド仲間や砂漠のホテルスタッフなど顔見知りの方々が、「ハミドさんのお客さん」ということで挨拶してくれたり、色々気にかけて下さるので、フレンドリーな旅の雰囲気を感じられます。
大人数のツアーはイヤ!でも自分達だけで旅するのは不安・・という方には最適だと思います。
モロッコに憧れ、いつか訪れてみたい!
という方は、是非「サハラ砂漠の風」さんのツアーを検討してみて下さい。今後、サハラ砂漠の風さんのツアーを選んだ方々が有意義な思い出を沢山作られ、モロッコという国の素晴らしさを感じていただけますように、願ってやみません。
サハラ砂漠の風の方々には大変お世話になりました。ありがとうございました。